大谷石の採掘の歴史がわかる『大谷資料館(栃木県宇都宮市)』に行ってきました。
柔らかくて加工がしやすい大谷石は、古くから外壁や土蔵などに使用されてきました。
資料館内には手掘り時代の当時の様子や道具、掘削方法の移り変わりなどの資料が展示されていますよ。
歴史的にも貴重な資料館ですが、さらに圧巻なのは『地下採掘場跡』。
未知なる空間と呼ばれ、その広さは2万平方メートル、深さは30メートルにも及ぶといわれています。
映画やドラマ、PVにも多く使われている地下採掘場跡は、観光におすすめです。
そんな大谷資料館の魅力をお伝えします。
- ◆大谷資料館とは・・・
- ◆巨大空間!?地下採掘場跡はどんな雰囲気だったか
- ◆数多くの映画やドラマの撮影スポット
- ◆大谷資料館へ行き方や駐車場は?
- ◆見学後にはおしゃれなカフェで休憩を
- ◆地下採掘場跡は寒い!防寒対策は準備万端で
- ◆徒歩でも行ける!おすすめスポット
- ◆基本情報
- ◆まとめ
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◆大谷資料館とは・・・
柔らかくて加工がしやすい大谷石は、古くから外壁や土蔵などに利用されてきました。
その大谷石の採石場跡地を施設とし、改良したのが大谷資料館となります。
1階部分には、大谷の地質や採掘方法やその道具などの資料が展示されています。
また、地下には1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)の約70年間、大谷石を掘り出していた地下空間を実際に見学することができます。
その広さは2万平方メートル、深さは30メートルの野球場が丸々入る広さは圧巻でしたよ!
地下採掘場跡の平均気温は8℃前後、夏の時期でもとても涼しく避暑地としてもおすすめですよ。
◆巨大空間!?地下採掘場跡はどんな雰囲気だったか
駐車場から徒歩数分、緑豊かな道を進むと大谷資料館への入り口にたどり着きます。
入り口にて入館料を支払い、案内に沿って『坑内入口(地下採掘場跡)』へ向かいます。
地下採掘場跡へ入る前に、大谷の地質や採掘方法などの展示室を見学したい場合は坑内入口の左側に展示室があります。
特に順序等は決まっていませんので、お好みの順番で見学してみてください。
地下への入り口は階段のみ。エレベーターはありませんので注意してください。
100段の階段を徐々に降りていくと、涼しい空気とともに地下の大空間が広がります。
地下空間のため、靄のような霧がかかっていて写真がぼやけてしまいましたが、実際にはこの靄のような霧が幻想的な雰囲気にしてくれています。
実際には、写真の何倍も幻想的でしたよ。
地下採掘場跡とあって、壁面には至る所に大谷石を掘り出した跡がありました。
後々、ご紹介しますが映画やドラマ、PVの判別に非常に重宝しますよ!
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◆数多くの映画やドラマの撮影スポット
実は大谷資料館ですが、映画やドラマ、PVなどの撮影スポットとして多く利用されているのをご存知でしたか!?
この動画は大谷資料館にて撮影されたPVとのことですが、よく見ると大谷石を掘り出した跡が映りましたよね。
ちなみに地下採掘場跡にはいくつもの撮影スポットがあるらしいです。
ここで撮影されたなどの案内が多数あるため、映画などを見た後に訪れるのもおすすめかもしれません。
数多くの撮影実績は、大谷資料館公式WEBサイト内にて確認することができます。
ちなみに自分が実際に訪れた地がどんどん撮影に使われるため、映画やテレビで映るたびにテンションがあがりますよ!(笑)
◆大谷資料館へ行き方や駐車場は?
大谷資料館への行き方と駐車場について紹介します。
行き方(アクセス)
大谷資料館へは『自動車』または『電車・バス』にて行くことができます。
●自動車の場合
・東北自動車道 宇都宮ICから約12分(約8km)
・東北自動車道 鹿沼ICから約20分(約13km)
・北関東自動車道 壬生ICから約30分(約18km)
※ナビへの設定は『大谷資料館』または『028-652-1232』
※住所でナビを設定すると、山の中で迷子になるそうなので注意してください。
●電車・バスの場合
JR『宇都宮駅』⇒関東バス 30分 450円(発:宇都宮駅西口6番線 降:資料館入口)⇒徒歩
時刻表・運賃などはこちらからご確認ください。
駐車場
大谷資料館では第1~第4駐車場を完備しています。
350台程度の自動車を無料で駐車できるため、車でも行きやすいのはとても嬉しいですよね。
ただ、第1駐車場は大谷資料館の目の前にありますが、基本的には『団体バス』や『歩行が困難なお客さん』用となりますので注意してください。
第2駐車場から徒歩で3~5分程度なので、第2駐車場からでも歩く距離はさほどありませんよ。
◆見学後にはおしゃれなカフェで休憩を
大谷資料館の敷地内に、はおしゃれなカフェ『ROCK SIDE MARKET(ロック サイド マーケット』というお店があります。
大谷資料館散策後の疲れを忘れさせてくれるような、お洒落な雰囲気の店内は居心地抜群です。
軽食としてもおすすめの『ガレット』
栃木県産の食材を使用しており、甘いデザート系とお食事系の種類が販売されています。
是非、大谷資料館散策後に訪れてみてはいかがでしょうか?
◆地下採掘場跡は寒い!防寒対策は準備万端で
年間平均気温が8℃といわれている、地下採掘場跡ですがとても寒いです。
真夏の30℃を超える日であっても、地下の気温は13℃前後・・・
はじめのうちは涼しい空気に大満足ですが、最低でも30分程度いる地下採掘場跡、急に真冬のような寒さを感じるようになります。
特に辛いのが指先などの末梢神経の冷え、手袋など対策をしないとせっかくの観光も楽しくなくなってしまいますよね。
上着一枚と併せて、手袋を持参することをおすすめします。
上着は防寒対策ができれば何でも問題ないと思いますが、手袋はスマホ対応を選ぶと写真撮影などもスムーズにできるため便利ですよ!
◆徒歩でも行ける!おすすめスポット
大谷資料館から徒歩10分(約750m)の場所に、日本最古の石仏のある『大谷観音(大谷寺)』というスポットがあります。
国の特別史跡、重要文化財にも認定されているとあって、観光客にも人気のエリアです。残念なことに境内のみ撮影可能で、建物内は撮影禁止となっています。
石仏をみるには直接、訪れる必要がありますので大谷資料館と併せて足を運んでみてはいかがでしょうか?
↓大谷観音の記事こちら
◆基本情報
〒321-0345
栃木県宇都宮市大谷町909
開館時間:・4月~11月 9:00~17:00(最終入館16:30)
・12月~3月 9:30~16:30(最終入館16:00)
休館日 :・4月~11月 無休
・12月~3月 毎週火曜日(祝日の場合は営業、翌日が休館)
・年末年始(12月26日~1月1日)
料 金 :・大人800円
・子供(小・中学生)400円
・小学生未満:無料
アクセス:
●自動車の場合
・東北自動車道 宇都宮ICから約12分(約8km)
・東北自動車道 鹿沼ICから約20分(約13km)
・北関東自動車道 壬生ICから約30分(約18km)
●電車・バスの場合
JR『宇都宮駅』⇒関東バス 30分 450円(発:宇都宮駅西口6番線 降:資料館前)⇒徒歩
◆まとめ
今回は栃木県宇都宮市にある『大谷資料館』を紹介しました。
大谷石の歴史を肌に感じることのできる観光地とあって、多くのお客さんで賑わっていましたよ。
また、地下採掘場跡にはトイレが設置されていません。
見学の所要時間は30分~45分程度なので我慢することも可能だと思いますが、平均気温8℃前後の坑内はトイレが近くなることも考えられます。
100段の階段を往復するのは辛いと思いますので、事前にトイレへ行くことをおすすめしますよ!
是非、あなたも大谷資料館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
おわり
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