化石や石灰岩などを展示している博物館『佐野市葛生化石館(栃木県佐野市)』に行ってきました。
ほぼ全身が揃って発見されたニッポンサイやナウマンゾウなどの骨格標本、石灰岩などが展示されていましたよ。
複数のエリアに分かれており、見どころ満載。入館料が無料とは思えない数多くの迫力満点の化石が展示されているので是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回は、そんな『佐野市葛生化石館』について紹介します。
実際に訪れた雰囲気を写真付きで紹介しますので、よければ参考にしてみてください。
【スポンサーリンク】
栃木県佐野市にある博物館『佐野市葛生化石館』とは・・・
栃木県佐野市にある自然史系博物館です。
佐野市の葛生地域周辺ですが、かつては太平洋の真ん中に位置しサンゴ礁で形成された石灰岩体という歴史があります。
そのため、佐野市葛生化石館には石灰岩がたくさん展示されていました。
また、ほぼ全身が揃って発見されたニッポンサイ(国内唯一)やナウマンゾウなどの骨格標本なども展示されていますよ。
入館料が無料とは思えない数多くの迫力満点の化石が展示されているので是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
●栃木県佐野市にある自然史系博物館。入館料が無料となっていた
●石灰岩地帯にある博物館。石灰岩に関する展示が豊富だった
●ニッポンサイやナウマンゾウなどの骨格標本も展示
●世界最小のナウマンゾウの化石なども見ることができる
●裂罅(れっか)堆積物という骨が集合している化石の展示もあった
●駐車場は広々!無料で利用することが可能
佐野市葛生化石館の入口には、ティラノくんという恐竜の模型がお出迎えしてくれます。
土日祝日などは、鳴いたり動いたりするみたいですが、現在はほえるのを我慢(お休み中)となっていました。
佐野市葛生化石館の名物のひとつとのことなので、機会があればチェックしてみてください。
館内は複数のエリアで化石や復元骨格標本などを展示
館内ですが、ペルム紀の世界・鉱物の世界・サイの仲間たち・葛生層の世界・巨獣の世界など複数のエリアに分かれていました。
入館料が無料の博物館ですが、展示されている化石も多くて楽しむことができました。
ヤベオオツノジカとナウマンゾウの復元骨格です。
2メートルは超えるサイズなので迫力満点!骨ひとつひとつが太くて驚きました。ナウマンゾウの牙も鋭いので必見ですよ。
ナウマンゾウよりも牙が長かったアケボノゾウの復元骨格。
こちらも2メートルを超えるサイズで迫力満点でした。是非、あわせてチェックしてみてください。
ニッポンサイの復元骨格です。
ほぼ全身が揃って発見されたのは日本で唯一とのこと。珍しい復元骨格が見れるのは嬉しいですね。
ニッポンサイが産出した時の様子も再現されていましたよ。
この骨が集まっている化石は、裂罅(れっか)堆積物とのことです。
石灰岩は雨水に溶け、地下水に浸食されやすい性質となっており、裂け目や割れ目、洞窟がつくられやすくなります。
そういった裂け目や割れ目にたまった堆積物の中に、動物たちの骨があるとこんな感じになるみたいですよ。
佐野市は裂罅(れっか)堆積物の代表的な産地のひとつで、多くの化石が発見されているとのことです。
その他にも多くの化石や復元骨格標本などの展示があったので是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本全国の石灰岩の展示コーナーもある!石の標本がたくさんあった
館内には日本全国の石灰岩を集めた『日本全国石灰岩分布図』なるコーナーがありました。
佐野市の石灰岩と比較することができ、色や質感など様々でした。石灰岩に触ることはできませんので注意してください。
石灰岩はセメントをはじめ、製鉄など様々な用途に使用されています。その過程を紹介ているパネルや石灰岩の歴史なども学ぶことができましたよ。
石灰岩以外にも鉱石の展示もありました。
寄贈された標本を展示しているとのことで、様々な鉱石を見ることができますよ。
鉱物の世界として、大きなエリアで展示されているので是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【スポンサーリンク】
佐野市葛生化石館 基本情報
〒327-0501
栃木県佐野市葛生東1丁目11−15
開館時間:9:00~17:00
休館日 :毎週月曜日(祝日は営業)、祝日の翌日、年末年始、その他
料 金 :無料
駐車場 :あり(無料)
公式サイト:葛生化石館/佐野市
まとめ
今回は栃木県佐野市にある『佐野市葛生化石館』について紹介しました。
ほぼ全身が揃って発見されたニッポンサイやナウマンゾウなどの骨格標本、石灰岩などが展示されていましたよ。
入館料が無料ですが、迫力満点の化石が展示されているのは嬉しいですね。
全国の石灰岩など少しマニアックなコーナーもおすすめですよ。
あなたも是非、佐野市葛生化石館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
おわり
【スポンサーリンク】